
Sala様主催 暮らし得するセミナーに参加させていただきました。
その中で、お話しさせていただいたことを
「退職前に知っておきたいこと3選」としてまとめさせていただきました。
~これからの人生を安心して迎えるために~
退職は人生の大きな節目です。
仕事から解放される自由な時間の一方で、「これからのお金のことが不安」という声をよく耳にします。
実は、退職前に知っておくだけで安心感がぐっと増すポイントがいくつかあります。今回はその中でも特に重要な3つをご紹介します。
① 退職後の「収支」は大きく変わる
現役時代は、毎月の収入(給与)が安定していましたが、退職後は年金や退職金、一部の方は再就職やアルバイトなどでまかなう形になります。
一方で、支出はどうでしょうか?
「通勤がなくなる」「外食が減る」など支出が減るケースもありますが、「健康保険の負担が増える」「趣味や旅行にお金を使うようになる」など、思ったより出費が増えるケースも。
【ポイント】
退職前に、現在の支出と退職後の収入のバランスを把握し、「毎月いくら不足するのか」「その不足分をどう補うのか」を可視化することがとても大切です。
② 年金の受け取り方で生涯の金額が変わる
年金の受け取りは原則65歳からですが、「繰上げ(60歳~)」や「繰下げ(70歳まで)」も可能です。
さらに近年は、「働きながら年金を受け取る」「一旦退職してまた働く」など選択肢が増えてきました。
例えば、繰下げ受給を選ぶと年金額が最大42%増えるケースも。
一方で、繰上げすると金額が減るため、ライフプランに合わせた選択が必要です。
【ポイント】
・今後の生活資金の流れを把握して「いつから受け取るか」を検討
・働き方と年金受給のバランスを確認
③ 退職金は“使う”より“活かす”視点で
退職金は一時的に大きな金額が入るため、「何に使おうか」と考えがちですが、長い老後を見据えると、“活かす”=計画的な運用も重要です。
銀行に預けておくだけでは金利はわずか。物価上昇や医療費の増加を考慮すると、インフレリスクにも注意が必要です。
【ポイント】
運用といってもリスクの高い投資をする必要はありません。自分のリスク許容度に合った方法で、「減らさない・育てる」資産運用を検討していきましょう。
まとめ
退職前に意識したいのは、「お金の見える化」と「選択肢の整理」です。
収支・年金・退職金の3つをしっかり考えておくことで、退職後の人生をより安心して、自分らしく過ごせます。
「私の場合はどうしたらいい?」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。Kitto Zuttoのアドバイザーが中立的な立場で一緒に考えていきます。



