「共働きだから、家計はなんとかなる」そう思っていませんか?最近は結婚後やママになっても働く女性も多く、私もその一人です。確かに共働き世帯は収入が安定しやすく、単純な数字だけを見れば家計は余裕があるように見えます。しかし、FPとしてご相談を受けてきた中で感じるのは、共働き世帯ほど“将来設計が曖昧”になりやすいということです。家計管理の本質は、節約でも貯蓄額でもありません。「将来どう生きたいか」を夫婦で共有し、そこから逆算してお金を整えることです。
なぜ共働き世帯の家計は崩れやすいのか?
共働き世帯には、次のような特徴があります。
・世帯年収が高くなりやすい
・生活水準が上がりやすい
・忙しくてお金の話を後回しにしがち
特に多いのが、「とりあえず黒字だからOK」という状態です。しかし、家計は“今”ではなく“未来”で崩れます。
例えば――
・どちらかが育休に入った
・時短勤務になった
・転職で収入が減った
・体調不良で働けなくなった
共働き前提で組まれた家計は、片働きになると一気にバランスを崩します。だからこそ、ライフプランの視点が不可欠です。
最初に確認するのは「家計簿」ではなくライフプラン
ご相談で私が最初に伺うのは、収支ではありません。
・子どもは何人?
・住宅を購入する予定は?
・教育は公立?私立?
・何歳まで働きたいか
・老後はどんな暮らしをしたいか
これらを時系列に落とし込んだものが「ライフプラン表」です。例えば教育費。大学まで全て公立でも数百万円単位の支出に。。。さらに老後資金も、生活水準次第では2,000万円以上必要になるケースもあります。つまり、「今いくらあるか」ではなく「将来いくら必要か」を先に決めることが重要なのです。
共働き世帯の家計管理のステップ
① 将来イベントを書き出す
まずは紙に書き出します。住宅、出産、教育、車の買い替え、老後。夫婦で共有することがポイントです。ここで初めて「価値観の違い」が見えてきます。
② 固定費を適正化する
住宅費は手取りの25%以内が一つの目安。保険は公的保障を前提に考えます。医療保障や年金制度は、意外と手厚い部分もあります。民間保険は“足りない部分だけ”を補う設計が合理的です。
③ 片働き想定でシミュレーションする
共働きが永遠に続く前提は危険です。育休や転職、介護など、収入が減る可能性は常にあります。片方の収入だけでも生活できるか?これを確認するだけで、家計の安全度は大きく変わります。
夫婦で必ず話し合うべき3つのこと
家計管理は数字の問題ではありません。コミュニケーションの問題です。
① お金の優先順位
旅行?教育?住宅?何を大切にするかは人によって違います。ここをすり合わせないまま家計管理をすると、不満が溜まります。しかし、夫婦で話し合い、共通の目標を明確にすることで、貯蓄は「我慢」ではなく「準備」に変わります。
② 働き方の未来
「ずっとフルタイム?」「いずれどちらかが働き方を変える?」将来像を共有するだけで、家計の設計は大きく変わります。
③ 万が一のときの備え
病気、失業、災害。リスクはゼロではありません。“何が起きても大丈夫”という安心感は、数字以上に夫婦関係を安定させます。
Kitto Zuttoが伝えたいこと
共働き世帯の家計管理で一番大切なのは、正しい分担方法でも最新の投資商品でもありません。「将来どう生きたいか」を夫婦で言葉にすることです。家計は人生の土台。土台が整えば、働き方も、子育ても、老後も選択肢が広がります。共働きだから安心、ではなく共働きだからこそ設計する。今日、ぜひ一度、将来の話をしてみてください。それが、最も効果の高い家計管理です。その話し合いの場として、ぜひKitto Zuttoをご活用下さい。



